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理容業界の平成維新は。
2010/05/28-未分類-
われわれ理美容業と深い関わりの厚生労働省内の事業仕分けが進んでいる。
理容師法において、複数の理容師で営むお店には設置が義務付けられている「管理理容師」という資格。今回はそこが精査のターゲットになった。
WEEDは複数の理容師が従事しているので、私は「管理理容師」取得者です。
その資格だって、そもそもどうしても取得したかったものではない。
14年前に父(もちろん管理理容師だった)が他界し、その後の店の運営は私が引き継がなくてはならなくなり、保健所の指導でやむなく通った「管理理容師講習会」。
月曜の休日返上で3日間、朝から夕方まで拘束される。
たぶん当時で1万数千円の受講料。(今は18,000円らしい)
主に衛生管理の授業が大半を占めていたのだが、会場が教室とかではなくホール。すわり心地がとても良く、適度に暗く、舞台の上での講師の話が時おり催眠術かと錯覚する。
眠るためには、これ以上のよい条件が見つけられないって程。
そして、各日の終わりに理解度を測る試験があるんだけど、テキスト閲覧OK。だから合格率も95%以上。
当時から、「意味あるの?」とか思ってた。
今、理容組合や業界の社団法人で役員として働いている立場としては、こんなこと言っちゃいけないんだろうケド、今回の事業仕分けの舞台に上がったのも、『廃止』の決定も、そうだろうと思う。。。
ただ、不安に思うことや危機感もある。
この「管理理容師」の設置は「法」によって定められてるから、廃止のためには法改正が必要になってくる。
その際、全国で理容師のなり手が少なく、地方によっては理容専門学校に生徒が集まらず学校経営が成り立たないから、廃校せざるを得ない現状。
理容師の養成機関がなくなるということは、理容師という資格の存続さえも危ぶまれてしまう。
その法改正が、われわれや業の大先輩達の積み重ねてきたものを否定するものになってしまうのではないか?
なんてことまで考えてたりもするんです。
事業仕分けの動画あります。
業界人は見てみるといい。
行政刷新会議 事業仕分け ワーキンググループB 5月24日(月)
(財)理容師美容師試験研修センター『管理理美容師講習』
ニコニコ動画より 370:00くらいから。
同じく5月24日(月)
(財)全国生活衛生営業指導センター
『生活衛生振興助成費等補助金』
ニコニコ動画より 450:00くらいから
仕分け人が、これだけ弁の立つ人選できてるんだから、ちょっとやそっとのお役人じゃ太刀打ちできんよな。。。
特に、試験研修センターの理事長。
あれじゃ、無理だよ。論点ずれすぎ、説明回りくどすぎ。。。
オレの管理理容師もプレミア資格になるのだろうか。
あゝ、業界を覆う曇り空、みんなのチカラで晴れさせてみたいなんて野望を抱いてみたりもする。
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