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今の私を創った3つの出来事 ~その壱。
2020/04/18-おやじのひとりごと-
高校生の頃、Barでバイトしていた。
ある時、先輩数人が同時に離脱する事件があり、人が足りなくなった。
店長はまだ17歳のオレに、カウンター入ってシェイカー振るよう指示した。バーテンダーのイロハを教わった。
お客様と接するのが楽しくて、シェイクや所作の練習も楽しくて、自宅にもシェイカーやミキシンググラス揃えてカクテル作った。
自分にはピッタリの仕事だと思っていた。
ある日、
女性を連れた常連のお客様にこう言われた。
「小僧のくせに勘違いすんなよ。
お前のカクテルなんか、たいしたことないんだよ。
お前とオレで作るこの雰囲気が楽しくて来てるんだ。
売り物はカクテルじゃないよ。
お前自身が売り物なんだよ。」
身体中に稲妻が走ったのを覚えてる。
高校卒業後、進学せずにバーテンダーになるつもりでいた。
その頃、毎日のように読み耽ったのがこの「レモンハート」
お酒を愛する男たちにはバイブルだった。
自分のBarを持つのが夢だった。
今では色々と諸事情あってBarBerやってます。
ひとつ多く欲張りすぎちゃいました。
あ、笑うところです。(苦笑)
その諸事情は、ココには書ききれない程の大作なので、お店に来てくれた時に床屋談義で聞いて下さいね。
今のWEEDは、お客様との関係性の構築に力を入れています。
髪を切ることが目的ではなく、サロンで楽しく過ごしていただき、毎日のヘアライフを楽しく、もっといえば毎日を豊かに過ごしていただく。
あくまで髪を切ることは、そのための手段なんだと考えています。
その発想の礎となったのが、高校生のBarでのバイトで出会ったこの常連客のひと言なのです。
伝わってくれましたか?
実は今でも、小さなBarを持つことを諦めた訳ではないのですが、その夢はもう少し先の未来まで残しておきます。
気が向くと、自宅でも時々カクテル作ってるんです。
(滅多に気が向かないけど)
今夜は妻のリクエストでテキーラサンライズを。
いつか皆さまにも。。。
Hair Salon WEED(ウィード)
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最終受付:~19時(カット) ~18時(カラー・パーマ)
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