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白昼の捕り物劇~雑司が谷編
2018/04/13-雑司ヶ谷のこと-
今日、地元弦巻通り商友会でちょっとした騒動があった。
黒いコート着た、明るい茶髪の30歳くらいの男。
①弁当屋さんで20人前以上を急ぎで注文。
→すぐには出来ないと聞いて諦めた。
②寿司屋さんで大勢の同窓会開きたいと問い合わせ。
→できないと聞いて諦めたよう。
③肉屋さんで子どもの誕生日なのですき焼き肉800gと揚げ物を。
→結局、注文には至らず。
④せんべい屋さんでおばあちゃんからの頼まれ事だと大量の注文を依頼。
→おばあちゃんに味を聞いてくると言って戻らず。
⑤WEEDに来て「イルミナのオーシャン(カラー剤の種類と色)で染めてほしい」と飛び込み。
→満席なので14時すぎにと提案するも時間がないと退散。
⑥司法書士事務所で子どもに自宅の所有権を移したいと相談。
→経緯はわからんが正式依頼はせず。
こんな感じで各店を荒らし回った情報が商店街の仲間たちのLINEグループで情報共有。
この時、オレの脳裏に3か月ほど前に聞いた事件がよぎった。
池袋北口の理容店で、やはり愛想のいい金髪の兄ちゃんが「カラーして欲しい」と来店。
他のお客様を施術していたご高齢の理容師さんは、ウチでは出来ないから若い人のお店に行くよう勧める。
しかし、男はすぐに帰らず愛想よく世間話したあと帰っていった。
その施術中だったお客様が帰ろうとしたら、預かっていたはずの現金入りのポーチが失くなってる。
そう、さっきの男が盗んでいった。。
今日の騒動の男が、その理容店主から聞いていた風貌に酷似してると気づき、オレは店を出てその男を追跡した。
数百メートル離れたところで季節外れの黒いコートをみつけ、影を潜めて後をつけた。
その間も商店街LINEグループには情報の共有や連携体制が機能し、男の位置や110番の要請などの連絡を取り合い。。
するとやはりこの男、数週前には商店街の雑貨店で同じようなやり取りの後、レジに手を伸ばし泥棒未遂を犯した男と同じだと判明。
そして次は、、、
⑦魚屋さんでイカ刺しを大量に欲しいと言い出した男。
→そんなに急に言われても在庫ないと言われる。
⑧次は八百屋さんに入り店主と問答している。
何か事件が起こり次第、戦闘態勢を整えていたオレは、逃走を追う準備で八百屋の横で隠れ、アキレス腱を伸ばす体操。
↑
今思えば、この行為が黒いコートの男より充分怪しい。。。
しかし、ココで警察官到着。
やむなく事の顛末を伝え警察官が職務質問。
やがて私服刑事も交え、池袋の理容店での事件のことも伝え、オレは引き渡して帰ってきた。。。
そしたらね、
せっかく探偵ごっこしながら逃がさず警察に確実に渡したのに。。。
警察の連中、取り逃がしたってさーーーーーー!
何それーーーっ!
とにかく近隣の皆様。
あなたの元にもおかしな要求の彼が来るかもしれない。
要注意ですよ!
それにしても、今回はLINEグループでの情報連携が効率的だった。
やはりSNSが、もはやインフラと化していると感じた瞬間だった。。
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